コンタクトレンズは医療機器です
すっかり身近な存在になったコンタクトレンズ。しかし実は医療業界ではコンタクトレンズは人体へのリスクが比較的高いものとして「クラスⅢ 高度管理医療機器」に分類され、 その取り扱いや使用に留意が必要です。
クラスⅢ 高度管理医療機器とは?
クラスⅢ 高度管理医療機器とは「不具合が生じた場合、人体へのリスクが比較的高いと考えられるもの」と定義されています。クラスⅢには、透析器、人工骨頭、人工呼吸器、汎用(はんよう)輸液ポンプ、放射線治療機器などが含まれます。
しかし、コンタクトレンズが身近なものになった今日、 安易に考え使用する方も多く、 コンタクトレンズの使用が原因と疑われる眼のトラブルが増加の一途を辿っているのも事実です。
当店では、選び方や使い方次第で大切な眼に多大なリスクを及ぼす可能性のあるコンタクトレンズを安心してご使用いただくために、 安全面のサービス徹底はもちろん、眼科との連携を高め利用者にとって最適なサポートに努めております。
* コンタクトレンズは医療機器です。 コンタクトレンズを使用する場合には、眼科医から眼に合ったレンズの処方を受け、レンズを装着したときの眼の状態を確認してもらいましょう。
よいコンタクトレンズの条件とは?
コンタクトレンズは黒目(角膜)にのせて使用するものですから「安全であること」は最も重要ですが、「よく見えること」「快適であること」も欠かせない要素です。「よいコンタクトレンズの条件とは何か?」と考え、いくつか挙げてみました。
- 良好な視力が得られること
- 装用感が良いこと
- 涙の交換(流れ)がよいこと
- 酸素透過性が高いこと
- レンズの取り扱いやケアが複雑ではないこと
- 汚れにくく、破損しにくいなど、耐久性があること
- 維持費に負担がかからないこと
- ライフスタイルに合っていること
いずれも、快適なコンタクトライフを送るために欠かせない要素ですが、どれかひとつだけ優れているよりも、バランスよく上記内容を併せ持ったコンタクトレンズが「よいコンタクトレンズの条件」をクリアしているのではないかと思います。コンタクトレンズ選びの基準のひとつとしてご参考になさってください。
まとめ
どんなに「よいコンタクトレンズの条件」がそろっていても、「安全であること」は使い方にも影響されます。使用方法を守り、安全で快適なコンタクトレンズをお使いいただく心がけが大切です。無理をせず、少しでも異常を感じた際には使用を控え、眼科医の診察を受けていただくようお願いいたします。